株式会社 コグレ
・本社
群馬県前橋市東片貝町500-7
・リサイクル事業部
群馬県佐波郡玉村町下茂木921
0270-61-5377
0270-61-5378
磁性体を塗布した円盤を高速回転し、磁気ヘッドを移動することで情報を読み書きするコンピュータの記憶装置のことをハードディスクドライブといいます。
柔らかい素材であるフロッピーディスクに対し、アルミやガラスなど硬い素材を使用していることからハードディスクという名称になったといわれています。 データを記録する磁性体を塗布した円盤のことをプラッタと呼び、磁気ヘッドを搭載したアームが高速回転するプラッタ上で往復し、データの書き込みや読み取りを行っています。
ごく一般的に流通しているパーソナルコンピュータ(パソコン)用の場合、設計時においては一日8時間稼働で3年を目安としていますが、これは製品寿命を保証するものではありません。 使用環境によって大きく変わってくるからです。
よくハードディスクは高温に弱いと言われていますが、実際の故障発生率はハードディスクが50度を超える場合と30度以下の場合、ほぼ同等の割合であるとも言われています。つまり低温にも弱いことが指摘されています。 さらにより高速なデータ読み書きを実現するため、1分間に1万回転近くもプラッタを回転させるスピンドルモーターやその軸受。アームを動かすためのシークモーターなど、故障の原因となる場所は数多く存在しているため、ハードディスクの寿命は予測できないのが現状です。
したがって、データを扱う上では常にバックアップを取るなどして、データの破損に注意しなくてはなりません。
反面、パソコンの廃棄処分などで困るのが、残されたデータの取扱いです。個人情報の流出など、社会問題にもなっている昨今、特に気を付けなければならない問題です。
上記のような上書き処理を行った残留磁気からデータを復旧することは、特殊な機材と専門知識を必要とするため、一般のユーザーや一般のデータ復旧業者には簡単にできることではないとされています。しかし、裏を返せば特殊な機材と専門知識さえあれば、データを復旧することも可能だということになります。
最近はパソコンの補助記憶装置としてSSD(Flash Solid State Drive)が利用されることが増えてきました。半導体メモリを使用しているため、データの読み書きが大変早く、ハードディスクに比べ消費電力も少なく発熱も抑えられ、良いとこずくめのような気もしますが、まだハードディスクのように大容量な商品が無いのが現実で、補助的に使用されています。
今後SSDが大容量化し、ハードディスクの代替品となっていった場合、これらについてもデータの漏洩に十分注意を払わなくてはならない時期が間もなくやってくるものと思われます。